白山ユネスコエコパークの特色
白山ユネスコエコパークは、日本最西端の高山帯を有し、また世界でも有数の豪雪地帯です。「花の名山」と謳われるように、山頂部は高山植物の宝庫となっているほか、山麓には広大なブナ林が広がり、その森の恵みを享受して山村の生活や文化が育まれてきました。4つの水系の源となっているほか、人々の信仰を集めてきた山でもあります。こうした白山の特色は、地域の人々が大切に守り、活かし続けてきました。
白山ユネスコエコパークの説明
白山ユネスコエコパークは、1980年に日本で最初のユネスコエコパークの1つとして登録され、その後2016年に移行地域を新設する拡張登録がなされました。北緯約36度・東経約137度、日本列島のおおむね中央に位置しており、標高2,702mの白山にエリアを設定しています。山頂周辺の高山帯や亜高山帯を核心地域に、それを取り囲む広大なブナ林を緩衝地域に設定しており、これらは白山国立公園や白山森林生態系保護地域などとして保護されています。また、その周りの山村を移行地域に設定しており、全体で人口は約1万7千人、面積は199,329haです。エリアは富山県南砺市、石川県白山市、福井県大野市・勝山市、岐阜県高山市・郡上市・白川村の4つの県と7つの市村にまたがっており、これらの自治体と環白山保護利用管理協会で構成する白山ユネスコエコパーク協議会を中心に、管理運営に当たっています。
白山ユネスコエコパークの範囲
活動報告
HakusanBR 2019-07-24 Report PDF(4MB)