屋久島・口永良部島ユネスコエコパークの特色

鹿児島県の屋久島と口永良部島の全域と沿岸の海域からなり、屋久島町1町で構成しています。
屋久島は、九州最高峰宮之浦岳、推定樹齢7,200年の縄文杉、海岸から山頂まで植生の垂直分布が残る西部林道を含む世界自然遺産地域、北太平洋で最も高密度にアカウミガメが産卵に訪れるラムサール登録湿地の屋久島永田浜を有しています。
口永良部島は、緑の火山島と称され、全域が屋久島国立公園に指定されています。

屋久島・口永良部島ユネスコエコパークの説明

平成5年度に決定された屋久島憲章に基づき、人と自然の共生の地域づくりに取り組んでいます。
原生的な自然の中で、登山・カヌー・スキューバーダイビングなど、多種多様なエコツアーが行われています。屋久島公認ガイド制度も運営し、安全でより充実したエコツアーを推進しています。
樹齢3,000年を超えるヤクスギの森を有する白谷雲水峡やヤクスギランドのほか、屋久杉自然館、屋久島環境文化村センター、屋久島世界自然遺産センターなどの環境学習施設があります。
屋久島で消費する電力は、豊富な水を利用した水力発電でほぼ100%を賄っており、電気の利用で二酸化炭素が発生しない地球にやさしい地域です。
口永良部島では、平成27年5月の新岳噴火後、地域活動の復興に向け、ガジュツ・焼酎芋・肉用牛の生産、豊かなサンゴ群集の海でのエコツアーなどに取り組んでいます。

屋久島・口永良部島ユネスコエコパークの範囲